サヤ日記

わたしの日常の、なんでもないふつうのこと。でもそれは、誰かにとっての非日常。私が目を向けた、ありがとうの気持ちを分かち合えたら。

なまんだ〜なまんだ〜

9月になりましたね。

秋の気配。台風も。

空の様子も変わってきているし、

そうなると、心の中もすこ〜ししっとりと繊細になっているようにも感じます。

 

久しぶりに絵を描きました。

こんなときは、鉛筆で繊細に繊細に・・・

友人にいただいたお花を❤️

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揺れますね。

心がゆ〜らゆ〜ら揺れるきょう。

最後まで落ち着いて鉛筆を握っていられず、ここまで^^

 

南の方では大きな台風が。ちょうど旧盆のなか日なのだそう。

そして、東京もなんだか曇り空で。

宮古島にいる友人とやりとりしていると、

旧盆と大型台風で、なにやらあの世とこの世の境目みたいなものが

ゆらゆらと曖昧になっている様な感じがした。

 

私は実家で過ごしていた子供の頃は、

それほどお盆のときにしていることはあまりなくて、

お寺にお参りについていくくらい。

お盆は夏休み。という認識しかなくて・・

 

だから、なんだかこれまで以上に、「お盆」を過ごしたような感覚になった。

数十分のラインでのやりとりだったけれど、

思わず、手を合わせて「なまんだ〜〜」とつぶやいて、
亡くなった祖父母たちのことを思ったら、涙が溢れてきた。

 

「なまんだ〜なまんだ〜」って、祖母が亡くなった時、

認知症がすすんでいた祖父が、お骨に向かってそう言いながら

手をすり合わせていた姿をとてもよく覚えている。

今思うと、あの時の祖父は、なんだか、

言葉にならないあらゆる存在や時間や思い出や、

そんなものへの有り難さに頭を下げて祈っているように感じる。

その姿を思い出して、「なまんだ〜」って声に出してみたくなったんだ。

そしたら、泣けてしまった。

 

北海道までお墓参りになかなか行けないけれど、

折に触れて、こうして手を合わせて触れ合おう、と思った。

 

思えば、8月のお彼岸のときも、

今年は、「円坐 影舞 送り盆」と題する会に参加していて、

これまでのどの年よりも、亡くなった方やご先祖様に想いを馳せていた。

 

 

少し前にテレビでやっていた「コクリコ坂から」の音楽が今、流れています。

すごくよかったなぁ。

コクリコ坂。

こんこん、って懐かしい風景を連れてきてくれたみたいで、

じ〜んとあたたかい涙がしっとりと頬を濡らすような、そんな映画。

いまのゆらゆらな感じに寄り添う。

 

最近観た映画、じつはいくつかある。

これからひとつひとつ感想を書いてみます。