サヤ日記

わたしの日常の、なんでもないふつうのこと。でもそれは、誰かにとっての非日常。私が目を向けた、ありがとうの気持ちを分かち合えたら。

忘れるチカラ

私はよく物事を忘れる。

そして同時に、なかなか鮮明に細かく覚えていることもある。

そのことを、私はこの1年くらいで気づかされた。

というか、はっきり認めた。

自分は、よく忘れてしまうんだ、と。

 

小さい頃、よく忘れ物をするタイプではなかったし、

勉強の記憶力もかなりよかった。

教科書を一度読んだらすぐに文章を覚えてしまうような。

小学生まで、、、ですが。

 

きっと、小学生のときに私の記憶力は使い尽くされてしまったのではないか。

 

 

私は今、ちょっとだけ気がかりなことを、どうしても思い出せずにいる。。

でも、今このタイミングでは、そのことを聞ける相手でもなく。

とても大事なことだったはずなんだけど、

もうどうしたって思い出せない。

そういうときは、

「まあ、それ(忘れてしまうような)だけのことだったか」

ということにしてきたのだけど。

これは思い出したいのだけど・・、

でもなぁ、それでがっかりされても仕方ないか。

私はそういう人です、ということだ。

そのたびに今までだって、謝ってきたじゃないか。

そうして「あぁ、この人はすぐ忘れる人だった」

とインプットされていったのだから。

 

けれど、何故なんだろう。

この忘れるチカラは。

 

思い出したら、過去にも実はたくさんあったような気がして、

自分で認めていなかったから、

本当に自分はどうしようもないと思っていたし、

今回だけだ、と毎回思ってきた・・・。

 

「あなた、あれはどうなった?」と聞かれても、

ピンとこなかったり、

職場で忘れないように、とメモしはじめたのに、

メモしたことすら忘れてしまう。

他の人からしたら、忘れてるわけないでしょ、ということがポッカリ抜けてしまうので、

先輩には、反抗してる、言うことを聞かない、と

上司に相談されていたようでした。トホホ・・。

 

この時に、自分はなんてバカなんだ、、ってならないで、

そういう体質を私自身で認めていたら、

お互いに気持ちよく働けるように工夫できただろうな。

 

 

 

じゃあ、忘れないでいられることってどんなことだろう。

というか、私はどのように物事を記憶しているんだろう。

 

おそらく、体験することによって。

 

見ても聞いても読んでも忘れる。

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見ても聞いても読んでも忘れていく、感じ

 

でも、きっと、体験して感覚で掴んだものは忘れない。

だから、言われたことでも、「あぁ、本当にそう思う」とか

感覚としてもふに落ちたものは、きっと忘れない。

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ふに落ちた感覚のかんじ(よくわからない言葉だけど)

 

あー、そっか!

職場で先輩に言われたことも、心の中では納得してないことは、

無意識のうちに鼻から拒否していたんだろうなぁ、、、

反抗してるって言われるのは、事実だったのかもしれないな、きっと。

青かった私・・😅

自分が納得できるまで確認したり、意見を交換したり、

相手の言うことをまずはジャッジせずに受け取ったり、

したらよかったなぁ。

 

けど、、今だってそれが難しいんだ。

言葉の外に出てくるナニカ、を察知してしまうと、

そのナニカのほうが気になってしまって、言葉はスルーしてしまうんだ。

 

言葉尻は覚えていないけど、

そのときの状況や顔の表情などは、しっかりと刻まれていたりする。

そのとき抱いた感覚なども。

だからもし、言葉とは裏腹に感じることがあると、

裏腹の感覚の方を記憶してしまうのかもしれない。

 

ところが不思議なことで、

自分が言ったこと、書いたこと、やったことも、忘れちゃってることがよくある😨

それは、きっと誰かの中に記憶されている、だろう。

だって教えてくれるもの。「そう言ってたよ、あのとき」って。

 

記憶というものは、お互いに保管しあっているのかな。

保管して、補完しあっている。

同じ貯蔵庫みたいなところにアクセスしてて、

共同で持ってるような。

だって、

そして、人間の中だけでなく、

どこかこの空間の中に、しっかりと保持されていくのではないかな。

なんてことも考える。

 

言葉にならないナニカについて、明日もかんがえてみる。

それから、自分でも気がついていない「鬱」的な何か、についても。

 

※絵は、このために書いたわけではないのだけど、書いてから、あぁ、この感じのイメージだなぁって思って、載せてみました。