サヤ日記

わたしの日常の、なんでもないふつうのこと。でもそれは、誰かにとっての非日常。私が目を向けた、ありがとうの気持ちを分かち合えたら。

全員が「勝者」となる

ブログ100日への道。80日目。

 

「雲のサーカス団」の仲間とラインでカードリーディング。

 

雲のサーカス団とは、

名古屋に住む友人夫婦と東京に住む相棒と私の4人のチーム名だ。

今年に入ってから、いろんな実験をしている。

特に最近はオンラインでの実験が続いている。

今日は、名古屋から友人夫妻による夫婦漫才ならぬ、

夫婦カードリーディング。

 

夫曰く、「キッパリしたカードリーディング」

妻がカードを引く。

そして夫からは、絶妙なタイミングとボリュームで、合いの手が入る。

これがまあとてもよかった。

 

カードリーディングの質はとっても素晴らしく、

迷いがなく、問いの立て方がうまい。

 

でもそれだけならよくあるカードリーディングと似ているが、

音声だけでのやりとりの中で、

夫が、過不足ない合いの手や声が、三歩下がったところからやってくる。

声には出てこない、わくわくウズウズしながら参加している感じのエネルギーも

また良いのです。

あとで、妻に「あれは嫌だった」とか言われ怒られるリスクを抱えながら

突っ込みどころを探している、というのがまた面白い。

 

でね、そんな彼のあり様が、彼女の「適当」さに磨きをかける。

意味の通りの適当さ。ぴったりとふさわしい。良い加減。

それでいて、ふわりとプライベート感がある力の抜け方が、

安心させてくれる。

こちらも構えずに、深刻にならずに、あれる。

 

 

そんなふたりの「きっぱりしたカードリーディング」

 

特に聞きたいことが明確にあったわけではないのだけれど、

最後に引いた1枚が、今の私のいろんなことに示唆を与えてくれた。

 

ちなみに、、最後の1枚を引いたらいい気がする、と提案したのは、

合いの手役の夫です。

 

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COMPROMISE

 

これを引くまで、終始、そのまま行けよ、いいよいいよ〜!

というカードで、まあそうだよね、迷わずいけばいいか、と思っていた。

 

が!

キッパリなにか聞いておきたい、という合いの手からの提案は、

とてもよかった。

 

COMPROMISEとは、日本語で「妥協」と訳されている。

 

なんか嫌だなぁ、、、、、と思った。

私の嫌いなやつだなぁ。

なんか望みはなにひとつ手に入れられないという気持ち。

 

でも、カードの絵から感じるものは、もっと良い感じのものでした。

日本語の持つ意味合いと、違う感触の言葉なのではないかなぁ、と。

 

「合いの手」が気になるところをガイドブックからピックアップして読み上げた。

 

「全員が勝者となる」

 

そしてあとでラインに送ってきたくれたメッセージを読んで、

私のしたいことだと思った。

 

「話を聞いていた感じ、『妥協する』というよりも、

あなたの行動や決断に周りの人が『参加する』って感じがちょっとした。

折り合いをつけると自分色一色にはならないけれど、そこにちゃんと他者の存在を感じてより力強く動ける、みたいな。」

 

 

ふむふむ。

カードに尋ねていた事柄について、

気になっていた心配事は、どうしたら良さそうか、

相手に関わっていくベクトルのようなものが

私の中である程度具体的に明確にイメージできた。

 

あとで調べてみると、こんなサイトを見つけた。

国際結婚をされた日本人女性の文章だろう。

 

マイナスなイメージはなし!? 英語の「妥協」を意味する「compromise」とは? | 英語びより

私は、「妥協」というと……

to lose something(何かを失うこと)

……というイメージを持っていたのですが、

夫が持つ「compromise」はまったく逆でした。

to get something(何かを得ること)

……なのだそうです。

 

両方とも「譲り合って」という行動を経ての結果ですが、完全に真逆ですね。

夫の考え方では、焦点をおいているのは、「得る」ということですね。

両者とも、完全ではなくても何かを得るということで、「win-win(自分も相手も勝つ)」。

気持ちは「pretty happy(まあまあいい感じ)」なのだそうですよ。 

 

あぁ、確かに、私も「失うこと」と思っていた。

どちらの望みも結局はかなわない。

だったら、順番にでも100%の望みをお互いに叶えあったらいいのではないか、

とよく思っていた。

50%ずつの半減した望みを叶えあうよりは、

100%−0%を2回やった方が良かろう、と。

0%の時は、相手に付き合う覚悟を持って。

 

だから、どうしたら考えの違う人たちと

それぞれが気持ちよく関係性を築けるのだろう、ということを

しばしば考えていた。

 

COMPROMISE

 

は、そんな私に、とっても素敵なヒントを与えてくれた。

 

私ひとりでは取り得なかった何か。

to get something

 

それはとてもワクワクする。

 

 

雲のサーカス団、ありがとう。

Y&Y夫妻、ありがとう。

 

きっぱりしたカードリーディング、興味深い。

面白い。

気軽な気持ちで、ほげ〜っとしながら、

けっこう本質的な答えをgiftされる。