サヤ日記

わたしの日常の、なんでもないふつうのこと。でもそれは、誰かにとっての非日常。私が目を向けた、ありがとうの気持ちを分かち合えたら。

心が揺れるとき

ブログ100日への道。52日目。

 

先日から

NHK朝の連続ドラマ「半分、青い。」を見ていたのだけれど、

映画を見ても、ドラマを見ても、

心を揺さぶられているとき、涙がでてくるときって

何が起きてるんだろう。

見ていくうちに、だんだんと、まるで自分のことのように感じて

ある時にコツン、と心の扉が開かれるように、気持ちが揺れる。

 

 

テレビや映画のストーリーは、

よくできた架空の物語だし、自分の物語ではない

というのは、本当のことではないんだと思う。

 

もちろん、そこで描かれている出来事は

架空で自分の物語ではない。

 

のだけれど、

その向こう側には、確かに書いた生身の人間がいる。

その人のリアルな感情や感覚から紡ぎ出されたものだろう。

 

私が心揺さぶられるとき、

それは、確実に自分の中にある、

これまでの体験や感覚に触れて、溢れてくる。

 

ドラマの中に込められている、

感情の種というか、扉の鍵というか、

そんなものが、ふと、チャリンとこちらに投げ込まれてくるように。

 

登場人物たちの言動や出来事から、

私の中に投げ込まれたものは、

私の中でリアルな世界を繰り広げる。

ここには私の物語があるのだ。

リアルな感情が呼び起こされる。

 

誰のどんな話を聞いて心が揺れても、

起きているのは、自分の中での出来事。自分の体験。

目の前で繰り広げられている誰かの物語ではなくて、

いつかの私の物語がうごいている。

いつかの私が生きている。

 

久しぶりにテレビドラマを見て、

ふと思ったこと。