サヤ日記

わたしの日常の、なんでもないふつうのこと。でもそれは、誰かにとっての非日常。私が目を向けた、ありがとうの気持ちを分かち合えたら。

球の声 〜本当はなにが言いたかったんだろう〜

あけましておめでとうございます!!

年末年始は、北海道の実家に帰省しています。

やはり、食べて食べて太ってしまいそう・・・

 

 

実家って、お正月って、不思議な場だなぁといつも思います。

人それぞれでしょうが、うちの場合、

「封じられた球の声」に触れてくるような時間でもあって。

 

家族や親子っていろいろあるでしょうけれど、

友人関係以上に、幼少期からいろいろな思いや期待や感情が生まれ、

わだかまりや、伝えきれなかった思いや、
相手への期待とか、そういうのが、

そのまま封じられたままになっているものが多いなぁって思ってます。

私のばあい・・

 

そんな「封じられてしまった球」みたいなのが、お互いに日の目を見ることなく

破れずに潜んでいるような、そんなイメージがあります。

 

日常から少し離れたお正月の独特な雰囲気と、

お酒や美味しい食べ物と、

久しぶりの再会と、

いろんなことが重なって、突如として、「封じられた球」が

表出しはじめてしまうことがあるんです。

 

今年も漏れなくありまして、

私は、みんなが投げ始めたその「球の声」を拾いたい、と耳を傾けていました。

言葉や内容や声色の奥にある、本当に言いたかった「球の声」に。

 

すると、ポロポロ涙が出てきてしまいました。

 

「愛してるって言ってよ」

「私はこんなにあなたのこと愛してるのに」

「私の愛を受け取ってほしいよ」

 

お互いが同じことを言ってるように聞こえてきたから。

 

なんだ。

それが言いたくて、一生懸命、傷つけあって

(いや、傷つけあってるフリをして、が正しいのかもしれないな)

隠し球を大事に大事に持っていたんじゃないの。

って思っちゃっった。

 

 

本当は何を言いたかったんだろう。


という、隠したはずの球の声が、本人にも捉えにくくなってしまって
まるで、今叫んでいることが、言いたいことの全てだと思ってしまって、
無為に相手を傷つける。
わざわざトリッキーにしちゃって。

 

人間って、馬鹿だなぁ。。

 

本当は何が言いたかったんだろう。

私はそこにしか興味がないんだなぁって改めて感じたお正月でした。

 

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