落ち葉を飲む
私は野草が大好きです。
食べるのが。
雑草と呼ばれているものも、
実はミネラル豊富で生命力に溢れていて、
美味しくいただけるんですよ。
野草茶、野草サラダ、パスタ、カレー、、!
なんにでも使えます。
パンチがあって身体が元気になるから
野草が無いと物足りなく感じてしまうのです。
野草の調味料は、無限に味の可能性が広がる感じで、料理するのがとっても楽しくなる。
最近、
落ち葉を観察して、写生したんです。
細かく細かく。
その時拾った落ち葉は、
「私を見て!」って言ってくれたみたいに感じて、拾った時も嬉しくて、描いていたらますます愛おしくなって。
捨てられずにずっと置いてあったのですが、
ふと、お茶にして飲んでみよう、と思い立ったのです。
軽く洗って、少なめのお湯でコトコト煮出したら、優しい色のお茶になりました。
描いていたときの集中している感覚
落ち葉が辿ってきた一生
そんなことに思いを馳せながら、
ゆっくりゆっくりいただきました。
一枚の落ち葉から、叡智をいただくように。
とっても優しくて甘い味。
とにかくやさし〜いの。
包み込むような見守るようなやさしさ。
ほろりと涙が出てきてしまうくらい、
口の中に優しくそっと触れてくる。
身体の中にやさしさが染み込んでゆく。
心の底から感謝の気持ちが湧いてきましたよ。
調べたら、ヒメタイサンボク、というモクレン科の葉っぱのようでした。
そこに書いてあったのは、
「自然の愛、貴族」
本当にそのようなやさしさと気高さでした。
ありがとう。ありがとう。ありがとう。
お茶にした後の葉っぱ
お茶にする前の葉っぱ